Wacoal 2019 Calendar

2019年に創立70周年を迎えるワコールの
「Wacoal 2019 Calendar」のデザインに
携わらせていただきました。


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尾形真理子さん書き下ろしの女性のこころとからだに寄り添う言葉と、
網中いづるさんの華やかで愛らしいイラストが
週めくりで展開されていきます。

https://www.wacoal.jp/calendar/
こちらでご購入いただけます。(2019年1月末 販売終了)

何気なく使用されることも多いカレンダーですが、
一年という単位で生活を支える特別なツールでもあると思います。
ぜひ、自分自身や、大切な人への贈り物に。
ページをめくるごとに毎日をそっと彩ってくれます。

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CD/C: 尾形真理子さん(tang)
AD: 関谷奈々さん(博報堂)
D: 矢野麻子、山口こなみ(ツープラトン)
I: 網中いづるさん(http://www.izuru.net/)

2019 Letra

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2018年に引き続き、LOOKの企画、アートディレクション、デザインをさせていただきました。

白い世界におけるLetraという存在、そして色や柄が溢れる世界におけるLetraという存在を対比的に描きました。そして、一年間実際に私がこのメルカドバッグを使用してみて、Letraの商品にはワクワクと気持ちが踊るような力が宿っていることを体感し、「FEELING UP WITH LETRA.」という大きな軸となる言葉がうまれました。

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Letraに触れた人がいつもの毎日よりワクワク過ごせるように。そんな想いを込めたルックブックです。表紙、裏表紙という概念をなくして、どちらからめくっても成立する世界をアイレット綴じで仕上げました。

全てを応援してくださったソラオブトウキョウさん、そして制作チーム全ての方々にこの場を借りてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

松崎

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ART DIRECTION & DESIGN: SUGURU MATSUZAKI
DESIGN: TWOPLATOON
PHOTOGRAPHS: KOHEI YAMAMOTO
STYLING: HIROE KUSHIO
HAIR & MAKE-UP: YUKI OIKE
PRODUCER: AYA HONJO, HIROYUKI HASEGAWA, YUUKI NEZU(affect )
MODEL: JESSICA BURLEY (DONNA )
PRINT: ART FACTORY
C
LIENT: SOLA OF TOKYO

しゅみのおはなし

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デザイナーの矢野です。

私は友人と大学在学中に石鹸とパッケージを作りはじめ、
かれこれ5年ほど趣味として楽しんでいます。

石鹸ってお店で買う人が多いと思いますが、
調合する油の種類や、混ぜるハーブなどを工夫することで、
香りや泡立ち、使用感を自分好みに作ることができるんです。
例えば、よく料理に使用するオリーブオイルは
オレイン酸などの成分が含まれ非常に肌馴染みの良い
しっとりした使用感の石鹸を作れます。
某海外セレブが愛用し、ブームになったココナッツオイルも
泡立ちを良くする、石鹸作りには欠かせない油だったりします。

毎回、目指す使用感に合わせて油の配合をすごく悩むのですが、
それも石鹸作りの醍醐味だと思って楽しんでます。
一見、油でそんなに差は出ないように思われますが
友人のものと交換して使ってみると意外と面白い違いがあったりして
作り手の趣味が出るものだなあと感じたりします。

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包装紙をデザインするときは、包む石鹸の香りなどの特徴を元に
仕事にも活かせればと、その練習もかねてなるべく手描きで
絵を描くようにしています。
様々な表現や描写を心がけているつもりが、出来上がったものを見ると
やっぱり私の趣味に偏りが出ているなあと感じてすこし悔しいです。

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これからも石鹸づくりを通し、色んなデザインに挑戦し、
表現の幅を広げていけれたらなと思っております。

矢野

2016年の年賀状

あけましておめでとうございます。
こちらは2016年、弊社の申年の年賀状です。

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おそらくグラフィックデザイナーは
デザインを自由に考えたいという意図から
制約の多い郵便局の既成年賀状を使用しないことが多いです。

ただ既成年賀状は、送料52円にお年玉がついて、
干支ごとにそのあしらいも切手も毎年変わり、楽しませてくれます。
さらには、ポストに投函するだけで届けられる。
とても整理された仕組み、優秀なデザインだと思います。

この既成年賀状で素敵に定着させることこそが美しいのではと、
今年は「郵便局の年賀状」を用いました。

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デザイン定着までの方程式はこちらです。

2016年申年、猿といったら

バナナ。ではないでしょうか。バナナといったら

黄色。黄色といったら

ツープラトン。
黄色は弊社のコーポレートカラーです。

「郵便局の年賀状」に黄色を両面に印刷し、
ツープラトンのオリジナル年賀状に。

銀色のオリジナルシールを貼ることで
バナナを感じる、申年のツープラトンの年賀状になる。

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ここまでがツープラトン本社の年賀状。
このバーコードを読み取ると、弊社のHPに飛べます。
さらに分室の年賀状の方程式は続きます。

分室というのは、昨年ツープラトンから
分社化した若い会社です。
つまりは若いバナナであるとも言えます。
分室のコーポレートカラーは青であり、
若いバナナにも青い部分があります。

ツープラトンの黄色いオリジナル年賀状に
青いグラデーションを網点でのせ、分室のオリジナル年賀状に。

分室オリジナルの銀色のシールを貼ることで
フレッシュな分室の年賀状の完成です。

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幾つかの印刷会社に実現可能か相談いたしましたが、
どこも全面印刷が不可能だということでした。
あきらめかけていた矢先、千葉印刷さんから
通常絶対やらない方法でならばなんとか!と神の声。
試行錯誤の末実現することができました。

私の期待を上回るシールのイラスト&デザインは弊社の楳村です。

既成の四角いハガキを黄色くし、シールを貼るとバナナになる。
新しい挑戦、発見の詰まった2016年の年賀状です。

申年も、よろしくお願いいたします。

松崎

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AD: Suguru Matsuzaki
D&I: Shuto Umemura
D: Asako Yano