Keiichi Kudo「4LIFE’S BALLAD」
ハライチの岩井勇気さんに、
工藤さんが歌うときの表情を、水彩で描き下ろしていただいた。



その筆致を分解し、再構成し、集積させることで、 一枚の「風景」へと変換。その風景は、ジャケット全体を覆う。 主役は一度、カモフラージュされる。しかし、取り出すという行為によって、 像は通常より明らかにはっきりと立ち上がる。

視覚と触覚とのコントラストによって、 情報は静かに強調される。 破れる直前限界まで圧をかけたエンボスに、シルバーを7%刷る。わずかだが確かな視覚効果を狙う。


歌詞カードは、一輪の花。
音楽鑑賞と同時に、空間に飾られることを想定している。
また、透過する絵によって、
「歌詞を見る」という行為に「花が贈られる喜び」を織り込んだ。


付属するステッカーは、封をする機能を持ちながら、
岩井氏の筆致をもう一度、手元に残すための断片でもある。



音楽は当然、目に見えない。 だからこそ、その周縁の行為がもたらす感覚のジャンプを誘うことで、 「聴く」という体験の密度を少しだけ変えられるのではないかと考えた。 CDジャケットのアートディレクションとデザイン。2022年の記録。

Art Direction 松崎賢
Illustration 岩井勇気
Design 今井水音
Producer 野辺存宙
print サンニチ印刷




























































































































































































