2014年に表紙と扉をデザインさせていただいた
尾形真理子さんの文庫本です。
素敵な言葉で紡がれた、繊細な恋の物語。
ぜひ、お手にとってご覧ください。
今回使用した書体は、写研の石井細明朝体。
写真植字ならではの「太らせ」を二種類用意し、
そちらを手で一つ一つ組合わせることで
絶妙なリズムを出しております。
襟は、吉祥寺で見つけたアンティークのレース。
心の琴線を揺らすお話に、デザインもそうあるべきだと考え
今の時代では忘れてしまいがちな「心」と「手間」を盛り込み、
デジタルでは出せない暖かみと、特別な思いをデザインしました。
2015年春限定版でこのようなデザインも店頭に並びました。
こちらはDORIAN GRAYさんで見つけたアンティークの刺繍です。
公私ともに尊敬する尾形真理子さんの書籍に携われたこと、
心から幸せに思います。
松崎
AD/D/P Suguru Matsuzaki
Asistant Asako yano
Image Photo Isao Hashinoki